2022年度から始まる高校の「新学習指導要領」の改訂により、高校の家庭科で資産形成や資産運用の授業が行われることになりそうです。
これからは、投資を学校で学ぶ時代となります。学生

学生時代に投資を学ぶことは、人生100年時代に備えた資産形成の知識を身につける上でも、とても良いことだと思います。

ただ、心配すべきは、現在の大人たちです。
ご存知のように、過去20年間、日本人は、多くの資産をほぼ金利のない日本円の預金に預けていた結果、積極的に投資をしていたアメリカ人の個人資産の、約5分の1になってしまったのです。「日本人は、金持ちだ」というのは過去のお話となってしまいました。グラフ(2018年 家計金融資産 米国 9558兆円 日本 約1830兆円 金融庁H/Pより)

金融庁は、「長期」「分散」「積立」によるリスク回避の方法を使っての積立投資を積極的に紹介し「つみたてNISA」や「確定拠出年金」等の制度を充実させてきましたが、十分な知識がない多くの大人たちは、なかなか踏み切れないのが現実ではないでしょうか。

しかしながら、これからの時代、日本の人口は、 
減り続ける一方、世界の人口は、増え続けると予想されます。GDP(国内総生産)は、人口とともに伸び、経済成長します。親世代も子どもたちの見本となるべく、世界を視野に積立投資を勉強してみてはいかがでしょうか。                       
鈴木京子