『NISA』とは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、
これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかりますが、
「NISA口座(非課税口座)」では、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、
株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税となる制度です。

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、
NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)ニーサ
という愛称がついています。
NISAは、非課税期間が最長5年間なので、非課税投資枠は最大600万円となります。

『つみたてNISA』とは、2018年1月からスタートした、
特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
非課税投資枠は、毎年40万円が上限となりますが、
非課税期間が最長20年間なので、非課税投資枠は最大800万円となります。

1人1口座の開設で、
NISAとつみたてNISAはどちらか一方しか選択できません。

2020年3月末時点で、NISAとつみたてNISAを合わせて
約1400万もの口座が開設されております。
                 (以上  金融庁ホームページより抜粋)

ここまで読んで、よく分からないなあと思われる方も多いと思いますが
実はやってみると意外と簡単でした。

銀行や証券会社、郵便局、農協など多くの金融機関でNISAは扱っており、
店頭に行かなくても、ネット上で口座の開設手続きを完結する事が可能です。

また月々1,000円からでも積立が可能な金融機関も多いようです。

コロナの影響によって、
直接的に商品やサービスを購入する事が少なくなっておりますが、
NISAを通じお金を市場に流通させることで、経済活動を活発にする事にもつながるかと思います。

近藤 聡史