健康寿命を考える

ようやく長い長い夏が終わり過ごしやすい陽気が訪れてきましたがみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
まだ朝晩と日中の寒暖差が大きく体調を崩しやすい時期ですので体調の管理にはご注意ください。

今回は【人生100年時代でいかに健康寿命を延ばすか】についてお話しします。

そもそも【健康寿命】とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを指します。
これは単に長生きするだけでなく生活の質を保ちながら健康に過ごせる期間を意味します。
例えば平均寿命が長くてもそのうちの何年かは病気や介護が必要な状態で過ごすことがあるかもしれません。
健康寿命はそのような制限のない期間を示すためより質の高い生活を送るための指標として注目されています。

健康寿命を延ばすためには【定期的な適度な運動】や【バランスの取れた食事】【定期的な健康診断】が重要です。
これにより病気の予防や早期発見が可能となり健康な生活を長く続けることができます。

【定期的な適度な運動】とは
成人の場合、週に150分以上の中程度の運動が推奨されています。
中程度の運動とはウォーキングや軽いジョギングなどで少し息が上がる程度の運動を指します。
また週に75分の強度の高い運動も効果的です。例えば、ランニングや激しいエアロビクスなどが該当します。
さらに筋力トレーニングも重要で週に2回以上全身の主要な筋群を対象に行うことが求められています。
運動の頻度や強度は個人の体力や健康状態によって調整が必要ですが無理のない範囲で継続することが大切です。

【バランスの取れた食事】とは
①多様な食品を摂取する
主食: ご飯やパンなどの炭水化物を適量摂取しましょう。全粒穀物を選ぶと、食物繊維も豊富に摂れます。
主菜: 肉、魚、豆腐などのたんぱく質をバランスよく摂取します。特に魚はオメガ-3脂肪酸が豊富で血管の健康に良いです。
副菜: 野菜や果物を多く摂りビタミンやミネラル、食物繊維を補給します。色とりどりの野菜を選ぶと栄養バランスが良くなります。
②健康的な脂肪を摂る
オリーブオイルやナッツ類などの健康的な脂肪を取り入れましょう。これらは血管の健康をサポートします。
③適切な調理法を選ぶ
揚げ物や過度の調味料を避け、蒸す、焼く、煮るといった方法を取り入れることで栄養を損なわずに美味しく食べられます。

【定期的な健康診断】とは
①がん検診
がんは早期発見が非常に重要です。定期的ながん検診を受けることで早期に治療を開始できる可能性が高まります。
②生活習慣病のチェック
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、定期的な健康診断で早期に発見し、適切な管理を行うことが重要です。
③心臓病や脳卒中の予防
心電図や血液検査などを通じて心臓病や脳卒中のリスクを評価し予防策を講じることができます。
④骨密度検査
骨粗しょう症の予防には骨密度検査が有効です。特に女性は閉経後にリスクが高まるため定期的な検査が推奨されます。
⑤歯科検診
口腔内の健康も全身の健康に影響を与えます。定期的な歯科検診で虫歯や歯周病を予防しましょう。

これらの検診を定期的に受けることで健康寿命を延ばしより長く健康で自立した生活を送ることができます。
健康診断のスケジュールを立てて積極的に受診することをおすすめします。

健康寿命を延ばすことは、生活の質を向上させ、医療費や介護費用の負担を軽減するために重要です。
健康なうちから少しでも将来の健康寿命を延ばすために注意していきましょう。

営業 田代

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