世界の祝日

長かった猛暑も落ち着き、過ごしやすい季節になってきましたね。

「行楽の秋」とよく言うように、9月~11月は祝日の連休を利用してお出かけする機会もいいのではないでしょうか。

 

祝日といえば、様々な文化や歴史・宗教的な行事などを祝う日として世界各国で制定されています。

代表的な国際的祝日と、その背景についていくつか調べてみました。

 

  1. クリスマス(12月25日)

キリスト教におけるイエス・キリストの誕生を祝う日です。

多くの国で、宗教的行事としてだけでなく、家族が集まり贈り物を交換する機会として祝われています。

また、日本などの非キリスト教国でも、商業的なイベントとして広く取り入れられています。

 

  1. 中国の春節(旧正月)

新年を迎える伝統的な行事で、中国や他のアジア諸国で祝われます。

家族が集まり、食事や花火、獅子舞などのパフォーマンスが行われるなど、一年で最も賑やかな時期です。

 

  1. インドのディワリ(光の祭典)

悪に対する善の勝利を祝う日とされています。

ランプやキャンドルで家を飾り、家族と一緒に過ごす時間やお祝いの食事が特徴です。

 

  1. メキシコの死者の日(11月1日–2日)

先祖や亡くなった愛する人を思い出し、彼らの魂を迎えるための伝統的な祭りです。

カラフルな骸骨や花、オファレンダと呼ばれる祭壇が設置され、家族が集まって故人を思い出すとともに、死をポジティブに捉えるユニークな文化が反映されています。

日本でいうお盆と似たところがありますね。

 

  1. アメリカの感謝祭(11月第4木曜日)

主にアメリカとカナダで祝われる伝統的な祝日です。

家族や友人と七面鳥の料理を囲んで感謝の気持ちを分かち合うことが、感謝祭の特徴です。

 

  1. イスラム教のラマダン明け(イード・アル=フィトル)

イスラム教の重要な祝日で、断食月が終わった後に迎えられます。

家族や友人と共に食事を楽しむだけでなく、貧しい人々に施しを行うことが大切にされています。

 

 

色々調べてみると、各国で祝われる祝日は、単なる休暇ではなくそこに住む人々の価値観や伝統が色濃く反映されていると感じました。

日本の祝日は春分・秋分や海の日・山の日など、自然の恵みに感謝する日が多いのが特徴のように思います。

 

 

祝日を単なる「休みの日」ではなく、様々な文化の象徴的な意味を持つ特別な日ととらえて意味を理解・尊重することは、

私たちが異なる背景を持つ人々とより深くつながる手助けとなるのではないでしょうか。

 

寺本

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