本
昨年に続きまして、私からはお薦めの本をご紹介します。
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①『三千円の使い方』
著者/原田 ひ香 出版社:中央公論新社。
節約を始めた社会人2年目の主人公・美帆、子育てとポイ活に励む専業主婦の姉・真帆、
病気をきっかけに夫への不満がつのる母親・智子、50年ぶりにパートを始めた祖母・琴子と、
3世代それぞれが直面する将来への不安とお金の悩みを、
皆で協力して乗り越えていく物語です。女性目線の現実的な描写が面白いです。
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②『人魚の眠る家』
著者/東野 圭吾 出版社:幻冬舎
言わずと知れた小説家。9月12日には『ブラック・ショーマン』という作品の映画も公開予定。
この小説は多く描いているミステリー系ではなく、
6歳の女の子がプールでの事故により脳死状態となってしまった話です。
脳死判定テストや、日本の臓器移植法、海外渡航の為の募金活動などリアルに描きながらも、
両親や家族、関わる人の想いや感情を表現するのが見事と感じる小説です。
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③『セミ』
作/ショーン・タン 訳/岸本 佐知子 出版社:河出書房新社
オーストラリアの絵本作家、イラストレーター。
米アカデミー賞短編アニメーション部門を受賞した映画監督でもあります。
これはサラリーマンとして会社で働いているセミの絵本です。
17年働いて定年を迎えるセミはどうなってしまうか。
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④『穏やかなゴースト 画家・中園孔二を追って』
著者/村岡 俊也 出版社:新潮社
東京藝術大学在中から注目され、25歳で急逝した神奈川県生まれの画家の生涯を、
家族、友人、恩師へ取材し、残された150冊のノートから読み解いた評伝です。
東京都現代美術館(江東区)に作品が収蔵されていますので、
展示された際は是非行ってみてください。
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⑤『新型コロナワクチンの光と影 誰も報じなかった事実の記録』
著者/大石 邦彦(CBCテレビアナウンサー) 出版社:方丈社
CBCテレビ(愛知・岐阜・三重を放送対象地域)と、アナウンサーである大石邦彦氏が、
誠実に継続的に取材し、番組やYouTubeで発信してきた内容を書籍化。
番組はギャラクシー賞報道活動部門を受賞しています。
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以上になります。
また次回をお楽しみに。
近藤