読書の秋にはまだ早い(?)

残暑が厳しい日が続きますが、私からはお薦めの本をご紹介します。
始めに小説を2冊。


『ともぐい』
著者/河崎 秋子 出版社:新潮社
第170回直木賞受賞作。
明治時代の北海道を舞台にした、主人公の猟師の生き様を描いた小説です。
大自然の中での熊との対決(狩猟)は超リアルな描写で圧倒的です。

近年は人が暮らしている地域での熊の目撃情報が増えていますが、

この小説で人間と野生動物の共生について考えてみてはいかがでしょうか。

『クララとお日さま』
著者/カズオ・イシグロ 訳/土屋 政雄  出版社:早川書房
AIロボットのクララと、病弱な少女ジョジーとの友情物語。
細かい描写が省かれた特徴的な文体ですが、今まで経験したことがない不思議な世界観に

引き込まれました。

著者は日本生まれで2017年のノーベル文学賞を受賞。

子供向けに2冊を紹介します。


『詩って なあに?』
作/ミーシャ・アーチャー 訳/石津ちひろ 出版社:BL出版
“詩の発表会”に向けて ダニエルがなかよしの動物に詩について聞いてまわります。
ページをめくるたびに構図が素晴らしく、絵もきれいです。

小さなお子様に読み聞かせてあげてください。

『今から身につける「投資の心得」 10歳から知っておきたいお金の育て方』 
著者/八木 陽子 出版社:えほんの杜
子供向けの本ですが、投資=ギャンブルとしか思っていない多くの日本人が読むべき本です。
とても分かりやすいですが、内容は深いです。

小中学生に買ってあげてください。

 

最後は、我々保険代理店にも関わっている地震(保険)についての1冊

『南海トラフの真実』
著者/小沢 慧一 出版社:東京新聞
第71回菊池寛賞。科学ジャーナリスト賞2020。

30年以内に70~80%の確率で発生するとされている南海トラフ地震。

新聞記者である筆者が、情報公開制度を利用して専門委員会の議事録を調べ、専門家を取材し、

室津港に関する古文書の解読など、丹念に取材したことにより真実が明らかになります。

 

以上になります。

 

近藤

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